205 〜とあれば/〜とあっては |
名詞 : × / だ + とあれば
動詞・形容詞:普通形<ナ形ー×/だ> とあっては 〜 ない
(注:広く句と結びつく。「〜だ」は省略することが多い)
♪ 会話 ♪ |
李 :あなたの頼みとあれば、たとえ火の中、水の中・・・。それで、何、折り入っての頼みとは?
良子:じゃ、言うけど、私、働きに出てもいいかしら?
李 :えっ?突然、何を言い出すんだい。
良子:一平の教育資金もいるし、広い部屋にも移りたいし。
♯ 解説 ♭ |
あなたのためとあれば、私は死ぬことだってできます。
→ あなたのためなら、私は死ぬことだってできます。
→ あなたのためだったら、私は死ぬことだってできます。
なお、「〜とあれば」は広く使えますが、「〜とあっては」は常に文末で「〜しないわけにはいかない/〜するほかない/〜しかない」などの否定表現と呼応します。→例題1)
あなたのためとあれば(・とあっては)、協力しないわけにはいきません。
あなたのためとあれば(×とあっては)、喜んでいたしましょう。
§ 例文 § |
2.必要とあれば、いかなる援助もいたしましょう。
3.この子の命が助かるとあれば、私は自分の命を投げ出したって惜しくない。
4.この妥協案すらのめないとあっては、交渉の決裂は避けられまい。
5.スポンサーが反対だとあっては、この企画はあきらめるしかない。