367 *〜はずだ

名詞    :    の      +  はずだ
動詞・形容詞:普通形<ナ形ーな>     はずの + 名詞


♪ 会話 ♪
良子:今日恥をかいちゃったわ。あまりにあなた似た人がいたから声かけたの。そうしたら人違いだったの。
李 :へえ、その人、そんなに僕に似てたの?
良子:ええ、後ろ姿が瓜二つなの。あんなに似ている人はめったにいないはずだけど、世の中にはそっくりな人がいるものねえ。

♯ 解説 ♭
 「はず」は可能性・予定を表す形式名詞で、「〜はずだ」は「バスの出発時間は11時のはずだ」のように予定を表すか、或いは、「〜可能性はとても高い」と判断した時に使います。問題になるのは「わけだ」との違いですが、下の例を見てみましょう。
  彼は五年も米国にいたのだから、
    英語が上手なはずだ。  <未知>
    英語が上手なわけだ。  <既知>「〜はずだ」は彼が英語が上手かどうかはまだ知らないが、「五年も米国にいたのだから、きっと〜だろう」という推測です。しかし「〜わけだ」は彼が英語が上手だということはよく知っていて、それを「五年も米国にいたのだから、当然だ」と受けとめる表現です。つまり、未知の「〜はずだ」、既知の「〜わけだ」と言えるでしょう。

§ 例文 §
1.星がいっぱい出ているし、明日は晴れるはずです。
2.何を油を売っている!まだ休憩時間ではないはずだ。
3.あの人は、確か大阪出身だったはずだよ。
4.「明日は都民の日だから、区役所は休みかしら?」「そのはずだよ」
5.「彼、デパートの子供用品売場で買い物をしてたよ」「おかしいなあ、彼には子供はいないはずなのに」

★ 例題 ★
1) 「発車は八時の(はず/わけ)だから、まだ時間もあるし、コーヒー(を/でも)飲んで(行く/行こう)よ」  「でも、少し早めに行ってた方が安心できるわ」
2) 君は五年も日本( )(住む→     )のだから、もう日本語で困ったり(する→    )はずだろう?

(^^)前課の解答(^^)
1) さえ(→文型100)/できない/はずがない
2) に/した(過去のこと)/知らない(=知っているはずだ)


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