368 〜はずだった/〜はずではなかった

名詞     :    の     + はずだった
動詞・形容詞 :普通形<ナ形ーな>   はずではなかった
こんな・そんな:    ×       はずじゃなかった<口>


♪ 会話 ♪
李 :難波君が出迎えに来てくれるはずだったんだが、急に都合が悪くなってね。奥さんが来てくれたよ。
良子:私も一度お会いしてるはずね。感じのいい方だったわ。米国に留学するはずだったんじゃないの?
李 :子供が産まれて、断念したらしい。それにしても、彼女の中国語もなかなかのものだったよ。さすが外大卒。

♯ 解説 ♭
 「〜はずだった/〜はずではなかった」は、多くは「〜はずだったが、しかし〜/〜はずではなかったが、しかし〜」の形で使われ、「〜と思っていたが、実際は期待に反する結果になってしまった」ことを表します。失望・残念・不満・後悔などの感情が強く現れる表現です。→例題1)
  合格するはずだったが、・・・ =実際は合格しなかった
  合格しないはずだったが、・・・=実際は合格した
 なお、例文1のように自分が先に意図したことを後で変えたときは、「〜つもりだった」(→文型175)を使うことができるでしょう。→例題2)

§ 例文 §
1.行かないはずだったが、急に気が変わってね。
2.うまくいくはずだったんだがなあ。何でこんなことに。
3.平日なので空いているはずだったが、話題のアニメとあって、映画館は子供連れの家族で満杯だった。
4.あっ、掲示された合格者名簿に僕の名前がない!こんなはずじゃなかったのに。
5.天気予報だと、今日雨が降るはずではなかったが、少し小雨がぱらついてきた。

★ 例題 ★
1) こんなに高い(はずだった/はずではなかった)(ので/のに)、(いつの間に/いつしか)値上がりしたんだ?
2) その書類はこの棚( )(しまう→     )はずだったのに、どう(する→   )んだろう?ないなあ。

(^^)前課の解答(^^)
1) はず(予定)/でも(例えば〜など→文型281)/行こう(提案)
2) に/住んでいる(継続:「〜ずっと」を入れてみる)/しない


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